TSA活動レポート

【第21回TSAトレーナーセミナー】アンチ・ドーピングの“インフルエンサー”に期待

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6月27日(月)に、「第21回TSAトレーナーセミナー 兼 2022第1回TSAコーチフォーラム」を開催しました。

本学の体育専門学群OBで(公財)日本アンチ・ドーピング機構(JADA)専務理事である浅川伸氏を講師にお招きし、トレーナーやコーチなどのスタッフとして学生アスリートサポート活動を行っている学生や教職員に向けてご講演いただきました。

<日本アンチ・ドーピング機構専務理事 浅川氏>

 

ご自身もマネージャーやトレーナーとして男子バスケットボール部で活動されていた浅川氏は、「国内外の様々な事例を通して、アンチ・ドーピング活動の役割と位置づけを考える~日々のアスリートサポートに必要な現場知識と視点~」をテーマに、特にサプリメント使用に伴うドーピング禁止違反のリスクについて、多くの事例を引用してとても分かりやすく解説してくださいました。

浅川氏は、大手商社勤務を投げ捨ててJADAへ転職したキャリアの方ですが、「アンチ・ドーピング活動が何故重要なのか」をアスリート個人の問題だけでなく、チームや地域ひいてはスポーツの価値までも揺るがすものであると、55名を超える参加者の心に熱い言葉を投げました。講演の最後には、アスリートをサポートする立場の役割の一つとして、アンチ・ドーピングの目的や正しい情報の入手方法などを広める“インフルエンサーになって欲しい”と伝えてくれました。

質疑応答では、学生から「アスリート自身にアンチ・ドーピング意識を芽生えさせるにはどのように接すればよいのか?」などいくつも手が挙がる活発な意見交換となり、アンチ・ドーピングへの理解が深まるたいへん有意義なセミナーとなりました。

 

 

関連リンク: TSAトレーナーチーム ウェブサイト