University of Tsukuba American football team

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テーマ:部員コラム

日頃よりEXCALIBURSへの様々なご支援、ご声援誠にありがとうございます。
今シーズン主将を務めます4年RB#20梅澤智幸です。

今年は新型コロナウイルスの影響でここまで来るのにも大変な道のりではありましたが、いよいよ本日の東海大学戦を幕開けに秋シーズン、我々4年生にとってはラストシーズンが始まります。

自分はまず、少しばかりここに来るまでの道のりを入部当時から振り返って書いてみようと思います。

自分がアメフトを始めたきっかけは当時の大学3年生だった高校時代サッカー部の先輩がアメフト部に所属しており、勧誘してくれたことでした。
高校時代までサッカーしかしてこなかった自分にとっては新しい競技を始めるということは不安でしたが、この競技を続けていくにつれてどんどんアメフトの面白さに惹かれていきました。

下級生の頃は先輩についていくのが精一杯で、ただがむしゃらにグラウンドに出て練習していただけですが、チームビルディングについて興味を持ち始めた、また自分の考えを変える転機となった出来事は大学2年生の時に経験した3部降格でした。
今でもあの時の悔しさは忘れません。

その後は自分がチームを変えてやるといった想いから、私が1年生の時の主将だった方にチームビルディングについてたくさんのことを教えていただきました。そして一冊の本『負けグセ社員たちを「戦う集団」に変えるたった1つの方法』という本を紹介してもらいました。
この本はキリンビールがいかにアサヒのスーパードライ等の販売売り上げを追い抜いたかといった話になっていますが、ここに書いてあることを全て我々アメフト部に応用して考えてみました。自分の今の考えの礎はこの本にあるといっても過言ではないです。

昨年、2部昇格を果たした時の4年生にも本当に様々なことを教えてもらいました。
本に記載されていたこと、自分の考えと近い感覚を当時の4年生は持っており、一緒に過ごしていて毎日学ぶことが沢山ありました。

そして最終学年となり主将としてチームを牽引することになりました。
今の自分があるのはアメフト部のおかげです。このアメフト部に入っていなかったら、きっと今も薄っぺらい考えのままの人間になっていたことでしょう。
この自己成長を見守ってくれた筑波大学のアメフト部を私は誇りに思っています。
そしてこの部の主将を務めさせて頂けていることも大変嬉しく思います。

決して一人では来ることができなかった道のりです。多くのチーム関係者の皆様、そして何よりここまで自分の選択を応援してくれた両親に感謝してもしきれません。
ずっとサッカーしかしてこなかった自分がアメフト部に入部するといった覚悟を伝えたシーンを今でも覚えています。当然驚かれるのは承知でしたが、あの時の自分の決断を尊重してくれて嬉しかったです。あの時の選択は間違っていなかったと今では胸を張って言えます。沢山の心配、迷惑をかけましたが、こうして無事に最後のシーズンを迎えることができました。本当に感謝しています。

今年は新型コロナウイルスの影響で当初考えていた予定が全て崩れてしまいましたが、全員でこの辛い自粛期間を乗り越えてきたからこそ、このメンバーで勝ちたいと強く想っています。

ラストシーズン、昇降格こそ無くなってしまいましたが今年のチーム目標「一戦必勝」を達成するため挑戦者として日々精進してきました。
4年間の集大成を今まで関わってくれた全ての人に勝利という形で恩返ししたいです。
昨年の4年生を始め様々な人の想いを背負い戦います。
2部昇格を果たした際の主将の涙を今でも忘れてはいません。