University of Tsukuba Rugby Football Club

関東大学対抗戦 VS 立教大学 レビュー

11/20()に秩父宮ラグビー場関東大学対抗戦の6戦目となる立教大学戦が行われました。

VS 立教大学 27-20 Win

 

レビュー担当:柴田晴悟(FWコーチ)

 

<試合総評>

今回の立教大学戦に臨むに当たって、前節の青山学院大学戦で課題となったDFを修正し、筑波の武器である激しいタックルと前に出るDFを高める練習を行いました。

 

その甲斐あってDFではよく前に出て相手を止めることができていました。しかし、タックル後のブレイクダウンへのプレッシャーが弱く、相手ATのテンポを緩められず、厳しい時間帯を過ごすことが多くありました。また、ATでは逆に相手の出足の鋭いDFを受けてミスをしてしまい、思うようにATができない場面が多々ありました。

 

しかし、そのような状況の中でFWがセットプレーで優位に立ったことで、一時的にリードを許す場面もありましたが、有利に試合を進めることができました。

特に今回の得点は全てモールを起点にしたものであり、FWの選手たちの奮闘ぶりを讃えたいと思います。BKで得点をあげられない苦しい試合展開において、今回のようにFWで得点をあげることができればそれは新たな武器となります。今後、よりセットプレーの精度を高め、より強力な武器とするべく日々の練習に励みたいと思います。

 

今回の立教大学戦も課題を残す結果となりましたが、まずは対抗戦33敗として大学選手権への望みを繋いだことを素直に喜びたいと思います。目の前の課題一つ一つを着実に克服し、残る日本体育大学戦を勝利で締めくくり大学選手権へと駒を進め、今季の目標である日本一へとチーム一丸となって邁進して参ります。

 

今後とも筑波大学ラグビー部への熱いご声援を宜しくお願いいたします。

 

<印象に残ったプレー>

後半最初のモールでのトライを選出します。今回の試合の得点源は全てラインアウトからのモールでした。またこのモールは相手DFに屈さず、真正面から押し切ってあげたトライであり、筑波のFWが目指す形であったと思います。全てのモールが理想の形とはいきませんでしたが、モールは確実に一つの武器なっていると思います。今後より一層精度を磨き、ゴール前のチャンスでは必ず取り切れるよう細部にこだわって練習に取り組んでいきたいと思います。

 

<コーチが選ぶMOM>

今回の試合のMOMはLO深山竣介(体育4年・長崎南山)に送りたいと思います。今回の試合ではFWのセットプレー、特にラインアウトが試合の勝敗を分けた一因であると感じています。そのFWをゲームキャプテン、また4年生としてまとめ上げ、リーダーシップを充分に発揮してくれました。今後もリーダーの一人としてチームを牽引し、自身も成長してくれることを期待しています。

<深山竣介(体育4年・長崎南山)のコメント>

MOMに選出していただきありがとうございます。今回の立教大学戦では、激しい接点とトライの取りきりの部分をチームとして取り組んできました。立教大学の激しいDFに、なかなか良い流れを作ることができず、自分達の強みを出すことができませんでした。その中でもFWが中心となってモールでトライをとれたことはチームにとって大きな自信になったと思います。

次戦は対抗戦最終戦となりますが、引き続き、筑波大学ラグビー部への熱い声援よろしくお願いします。

 

また、関東ラグビーフットボール協会が選ぶPOMSH鈴村淳史(体育4年・中部大春日丘)が選出されました。

<鈴村淳史(体育4年・中部大春日丘)のコメント>

立教大学戦のPOMに選んで頂いたこと、嬉しく思います。

しかし、FWの活躍なしにはトライに繋がらなかったので、FWの選手の活躍に感謝しています。

今回の立教大学戦ではチームの根幹である、DFにフォーカスした試合だったのですが、個人としてもチームとしても課題の残る試合となりました。

この課題を解決せずには、日本一という目標を達成できないので、そこのところを修正して次戦の日本体育大学戦に挑みたいです。

今後とも、筑波大学の応援をよろしくお願いします。

 

<次戦予定>

関東大学対抗戦 VS 日本体育大学 11/27() 14:00 Kick off 

 

(レビュー編集担当:大坪健人)

 

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