筑波大学ラグビー部のスタッフにはマネージャーやトレーナーとは別にアナリストという役職が存在します。現在、ラグビー部には新4年生1人、新2年生2人が在籍しています。
アナリストはどのような仕事をしてるのでしょうか?
①練習、試合の撮影と共有
カメラやiPad、時にはドローンも使用して練習を映像として記録し、選手やコーチが後から練習を振り返れるようにしています。
(写真1枚目:高木皓太、2枚目:須永昌孝、3枚目:安藤奏子)
②グラウンドマネジメント
練習で使用する用具の準備・片付けや練習時間の管理、フィットネスのタイムの読み上げなど、それ以外にも練習が円滑に行えるようにあらゆるサポートをしています。
③試合の分析
自チームの試合があると、データ委員会の選手たちと協力して様々なデータ分析を行います。また、他大学と試合映像のやりとりを行い、試合前に対戦相手のスカウティングも行います。
④選手の疲労度の管理
自チームではGPS機器を利用し、選手の走行データを記録しています。前述の試合の分析でも使用していますが、練習においてもデータを収集することで選手たちの疲労度を記録しています。このデータをもとに、コーチ陣が練習強度を決定しています。
このようにアナリストは選手の技術向上やコーチの練習の強度設定などに非常に役に立っており「日本一」を目指す筑波大学ラグビー部に必要不可欠な存在です。
日本一を目指せるチームで、プレーの評価などといった選手たちにより近い目線でサポートできることや自分の仕事が部の役に立っていると実感したときにやりがいを感じています。また、学生スタッフのほとんどが体育専門学群ではない他学群に所属しています。文系理系問わず学業との両立は可能で、過去にいた先輩方もほとんどが他学群の学生でした。
最後にアナリストの3人からのメッセージです。
「アナリスト」というと敷居が高く感じてしまうかも知れませんが、特別な知識は何も必要ありません!
運動は苦手だけど部に貢献したい!、スポーツの分析がしてみたい!、データに興味がある!などなど、ほんの少しでも興味があればぜひ一度、ラグビー場にいらして下さい‼️
(新2年アナリスト:須永昌孝)
私は昨シーズン、別のチームで女子プレイヤーと学生アナリストを両立しながら部に関わってきましたが今シーズンからは学生アナリストに専念することを決めました。選手たちをより近いところからサポート出来ること、映像や分析の面で部の活動を支えられていると感じた時にやりがいを感じています。また、筑波大学ラグビー部には見えないところで部の活動を支えているスタッフがいることも魅力の一つだと思います。色々な形で部に関わることができる環境があるので、是非多くの人がラグビー部に関わってくれたら嬉しいです。
(新2年アナリスト:安藤奏子)
試合の分析と聞くと難しく感じるかもしれませんが、心配ありません。分析に関してはみんな初心者でした。私たち学生アナリストは、高校までラグビーをしていた者から未経験者まで様々なバックグラウンドを持って活動しています。ラグビーが好きでチームの力になりたいという気持ちがあれば大歓迎です。これを読みに来たあなたはすでにその資格があると思います。少しでも興味があればお気軽にご連絡ください。
(新4年アナリスト:高木皓太)