5/8(日)に法政大学グラウンドにて関東大学春季大会の第3戦となる法政大学戦が行われました。
VS法政大学 36-28 Win
レビュー担当:工藤壮太(4年体育・国学院久我山)
<試合総評>
今回の対戦相手である法政大学は、昨年の春季大会でも対戦した相手でした。
昨年は、相手の力強いFWと広くスペースを使うATに対応することができずに、自分たちのラグビーをさせて貰えないまま敗北しました。そのため、今回の試合は昨年の悔しい思いを晴らすためのリベンジの意味を持った試合でもありました。
試合は、前半相手のATに多少受けてしまった部分はありましたが、80分間を通して、FWは前に出続け、今年のチームスローガンである「バチバチ」を接点で体現してくれました。
また、BKも常に接点に働きかけ、相手のミスを見逃さず確実に得点を重ねることで勝利に繋げました。
しかし、ATにおける繋ぎの部分でミスが目立ち、スクラムに関しても相手の圧力を受けてしまうシーンが見られ、課題は浮き彫りとなりました。今一度、自分たちのプレーを見つめ直し、チーム全体でこの課題を修正し続け、今週の名古屋学院戦に繋げていきたいと思います。
<印象に残ったプレー>
試合を通して、幾度となく見受けられたチョークプレーです。
この試合は接点にこだわった試合でした。その中で、常に前に出続け相手にプレッシャーを与えるプレーが多くありました。
中でも浮いた相手を見逃さずに八木澤(4年体育・流経大柏)や浅見(2年体育・流経大柏)、倉井(2年体育・旭丘)などが狙ったチョークプレーは確実に相手を苦しめていました。
相手の勢いを止め、マイボールにするこのプレーは確実にチームに勢いを与える筑波のひとつの武器になっていると感じました。
<MOM選出>
この試合のMOMには中野真太郎(2年体育・福岡)を選出したいと思います。
普段のポジションであるSHとは異なるWTBでの出場になれない部分はあったかとは思いますが、その事を忘れさせるほどの活躍で、彼の強みである鋭いタックルを何度も見せてくれました。
彼の鍛え上げられたフィジカルとスピードが遺憾無く発揮された試合であったと感じます。
筑波大学バックスリーのスタメン争いは熾烈ではありますが、彼の日々の努力がこうして報われることは必然のように感じます。彼のさらなる活躍に期待し、これからもSHとWTBの二刀流として、チームに勢いと勝利をもたらしてくれる存在となってもらいたいです。
<中野真太郎(2年体育・福岡)のコメント>
MOMに選出していただきありがとうございます。
自分の強みであるタックルでチームに勢いをつけることが出来て良かったです。
ATでも練習していたことが出せたので自信になりました。
試合で出た課題点を見直し、これからさらに成長できるように頑張ります。
引き続き応援よろしくお願いします。
<次戦予定>
関東大学春季大会 VS流通経済大学 5/22(日) 12:00 Kick off
レビュー編集担当:大坪健人