University of Tsukuba Rugby Football Club

定期戦 VS天理大学

テーマ:定期戦, 試合レビュー

6/26()CHUBU UT FIELDにて天理大学との定期戦が行われました。

VS 天理大学 21-31 Lose

レビュー担当:黒澤稔生(体育3年・飯田)

 

<総評>

前日の防衛大学校戦に続き、酷暑の中、天理大学との定期戦が行われました。この試合には、春季大会の課題として出た80分間身体を当て続けること、空いているスペースにボールを運びトライを取り切ることを目標として挑みました。春シーズンラストの試合であり、シーズンを通して筑波がどのくらい成長したか確かめるための試合でした。また、現在の筑波の立ち位置を把握するにあたっても重要な試合でした。

 

前半は筑波優勢なゲーム展開となり、前半13分に筑波の継続したアタックでゴール前に攻め込み、最後は木原(体育4年・東福岡)のラックからの持ち出しトライで筑波が先制しました。また、リスタートのキックオフから谷山(体育3年・福岡)が仕掛け、大畑(体育3年・東海大仰星)のビッグゲインからペナルティを獲得すると、前半20分にラインアウトモールでペナルティトライを奪いました。自陣からフォワード・バックスが一体となってアタックし、トライを取り切ったこのプレーは、今シーズン筑波が目指す形でした。その後1トライ1ゴールを返されましたが、直後の敵陣22m上でスクラムターンオーバーし、前半45分再びラインアウトモールでトライを取り切りました。筑波が流れに乗り、前半21-7で折り返します。

しかし、後半3分、天理大学にラインブレイクされトライを許すと、後半14分にもトライされ同点となります。その後、後半30分にPGを決められ逆転されると、後半44分にはペナルティトライを許し2131で逆転負けを喫しました。

後半の入りにディフェンスが甘くなり、天理大学に流れがいってしまったことがこの試合の大きな敗因となりました。また、暑さで足を攣る選手が多数出たことも課題として浮き彫りになりました。80分間高いクオリティを維持できなかった部分は、自分たちの課題でもあり、伸び代でもあると感じました。来たる秋シーズン、対抗戦に向けて強化すべき部分が明確になった試合でした。

 

<印象に残ったプレー>

印象に残ったプレーは、前半20分のペナルティトライに繋がった自陣からのリスタートキックオフアタックです。キックオフのボールを谷山(体育3年・福岡)が冷静にキャッチし、仕掛け、オフロードパスを受けた大畑(体育2年・東海大仰星)がゲイン。その後キックしたボールに田中(体育3年・春日丘)が反応し、マイボールにした一連のプレーは、筑波に流れを引き寄せた大きなプレーとなりました。フォワード、バックス関係なくスプリントし、サポートしたこの場面は筑波の泥臭さが出たシーンでもありました。

 

MOM選出>

MOM田中希門(体育3年・春日丘)を選出します。

今回の試合は、酷暑の中、80分間試合に出続け、幾度となくモール、スクラム、キャリー、サポートで身体を張り、チームに大きく貢献しました。また、プロップながらもキックボールに反応し、マイボールにしたプレーは、大きく会場を沸かせ、チームに流れと勢いをもたらしました。教育実習や怪我などで人が少ない中、見事なパフォーマンスで、しっかりと役割を果たしてくれたと思います。

田中希門(体育3年・春日丘)のコメント>

MOMに選んでいただき、大変嬉しく思います。

結果としては、勝ち切ることができず、個人としてもスクラムを押される場面が多々あり、反省が多く残る試合でした。今回の試合で出た課題を修正し、これからの対抗戦、「全勝」できるように日々精進して参ります。

引き続き筑波大学ラグビー部の応援のほどよろしくお願いします。

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