University of Tsukuba Rugby Football Club

強化試合 VS名古屋学院大学A

テーマ:試合レビュー

64()CHUBU UT FIELDにて、名古屋学院大学A戦が行われました。

レビュー担当:横溝昂大ショーン(体育4年・福岡)

 

〈試合総評〉

怪我や教育実習などでAチームのメンバーが少なく、多くの選手にとってアピールチャンスとなった名古屋学院大学との試合。

前半開始直後、PR大塚(体育4年・茗溪)PR二重(体育3年・天理)のダブルタックルからジャークをしてペナルティを獲得した場面、後半のCTB矢島(理工4年・浦和)WTB小池(体育2年・春日丘)のキックチェイスからのジャークなど、全体的に接点の意識が向上していると感じました。

また、アタックに関してはボールキャリアがサポートを探してボールを繋ぐ意識が高く、カウンターアタックでラックを作らずにトライした場面がありました。こちらも練習の成果が出ていると感じました。

試合を通して、春シーズンに練習してきた筑波で必要なスキルが発揮され始めており、いいアピールをできた選手が多かったのではないでしょうか。

課題としては、ゴール前のラインアウトミスや、ハンドリングミスなどで得点の機会を失うことが多かった点、ボールキャリアの質などが挙げられます。

対抗戦、選手権ではトライチャンスが少ないため、そのチャンスでいかに得点できるかが勝敗を左右します。日本一に向けて、練習から各選手が質を追求し続けることで課題を克服しなければならないと思います。

課題はあるものの、多くの選手が強みを発揮し、勝利できたことは素直に喜ぶべきでしょう。この試合に出た選手がチームに競争と協働をもたらし、筑波全体が強くなることを期待します。

 

〈印象に残ったプレー〉

後半3分の自陣ゴール前からボールを外に回し、オフロードで繋ぎ続けたトライのシーンです。

オフロードをもらえる位置にサポートし、キャリアがサポートを探し、出来るだけラックを作らずにトライするという練習で行った内容を存分に発揮していたためこのシーンを選びました。

 

MOM

MOMにはPR二重賢治(体育3年・天理)を選出します。

フロントローでありながら、80分間誰よりも接点で体を張る、サポートに走るなど筑波がやるべきことを体現し続けており、チームを勢い付けていたため選出しました。

二重賢治(体育3年・天理)のコメント〉

MOMに選出していただきありがとうございます。

 

今回の試合に向けて、前回の課題のキャリーの仕方の修正として縦への圧力を出すこと、良いポジショニングすることを1週間準備してきました。

試合では、FWBKともに縦への圧力を出せていたように思います。また、ポジショニングについても練習でやってきたことを各自が意識して取り組めていたと思います。課題としては、DFの場面でラックにプレッシャーを与える人数が多すぎてDFの数が足りないことがありました。

個人としては、スクラムのヒット後の安定性をこだわりました。ヒット後のチェイスや、プレス、固まる意識これらがうまくできたので、いいスクラムが組めたと思います。課題としては、相手に高さを合わせてしまい姿勢が高くなってしまった場面があるのでスクラムの全体的な安定性を今後求めていきたいと思います。

個人としてもチームとしても成長していると思いますが、まだまだ課題を感じるところがあるので修正し、更なるレベルアップのために、日々の練習に取り組んでいきたいです。

練習試合や公式戦がまだまだ続くので、応援のほどよろしくお願いします。

 

レビュー編集担当:西舞衣子

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