University of Tsukuba Rugby Football Club

関東大学対抗戦 vs帝京大学

1015()に森エンジニアリング桐生スタジアムにて、関東大学対抗戦Aの第4戦となる帝京大学戦が行われました。

レビュー担当:松宮龍太郎(FWコーチ)

 

〈試合総評〉

4/12

これは、昨シーズンの大学選手権準決勝での筑波のスクラムマイボールキープ数であり、チーム谷山のFW全員が認識している数字です。

数多くのペナルティとスクラムからのトライを奪われ、チーム木原はスクラムで完膚なきまでに崩されました。

強みとしていたラインアウトモールも、重量・パワー・規律のあるDFに完全に封じられ、セットプレーからのアタックを全くさせてもらえず、逆にセットプレー起点で大量失点し、屈辱的な敗北を喫しました。

この敗北から多くの課題を抱いた状態でスタートを切ったチーム谷山のFWにとって、この帝京大学戦は目標とする日本一に向けて、正月の敗北からどれだけ成長したかを試す、重要な試合でした。

 

迎えた試合ではスクラムでのマイボールキープ5/8、ラインアウトモールでも善戦し、スクラム、ラインアウトモールが直接の原因で取られたトライはありませんでした。 

試合の結果は納得いくものではありませんでしたが、スクラム、ラインアウトともにFWとしてやってきたことは間違ってなかったということを確認でき、チームの成長が感じられた試合でした。

ポジティブなことばかり書きましたが、「失点73・得点0」は現実として受け止めなければなりません。選手もそれは認識しています。

 

今年度のスローガンは「VROOM!!

エンジンがかかると、このチームの勢いは止まりません。

選手たちが敗戦で立ち止まらず、日本一に向かって突き進んでいくと信じています。

 

 

〈印象に残ったプレー〉

前半28分 2本のモール

先述したように帝京大学は重量、パワー、規律ともに大学最高水準のFWです。FW全体の体重差が約60kgもある帝京FWに対して、正当にペナルティを取ることができたのは、チーム谷山が春から積み重ねてきた、私生活を含めた様々な取り組みや練習に対して選手、スタッフが真摯に取り組んできた努力の賜物であると思っています。

 

 

MOM

MOMには白丸智乃祐(体育1年・長崎北陽台)を選出します。

サイズ、スピードがある帝京FWに対して、何度も体を当て続け、素早くリロードをし、足がつるまで走り続けました。今回は、「接点」「泥臭く」「走り勝つ」という筑波の根幹である部分を見せてくれた彼をMOMに選出します。

白丸智乃祐(体育1年・長崎北陽台)のコメント〉

MOMに選出していただきありがとうございます。

この2週間チャンピオンチームである帝京大学さんに勝つためにチーム一丸となって準備してきました。結果としては大敗となったものの自分たちが積み重ねてきた練習の成果を出せる場面もあり、日本一という目標に向けて道が見えた部分もありました。

個人としては初めての帝京大学さんとの試合ということで緊張していましたが、思いっきりチャレンジすることができました。ただ、個人としてもチームとしても反省する部分の多い試合となったので、これからまたチーム一丸となって日本一に向けてやっていきたいと思います。引き続き筑波大学ラグビー部の応援よろしくお願いします。

 

また、関東協会が選出するこの試合のMIP(Most Impressive Player)白栄拓也(体育4年・高鍋)が選出されました。

白栄拓也(体育4年・高鍋)のコメント〉

MIPを頂けたことを嬉しく思います。

帝京戦では、個人としてもチームとしても沢山反省点が見つかりました。

大敗をしてしまった現実を受け止め、見直していきたいと思います。

自分たちの目標である日本一になるチャンスは、まだあるので大学選手権出場に向けて上を向いて一戦一戦全力で戦っていきたいと思います。

引き続きご声援の程宜しくお願い致します。

 

レビュー編集担当:西舞衣子

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