11月19日(日)にAGFフィールドにて、関東大学対抗戦Aの第6戦となる青山学院大学戦が行われました。
レビュー担当:首藤弘人(BKコーチ)
〈試合総評〉
今回の試合は、大学選手権も見据え、ATではリロードを速くし動き勝つこと、DFではファイトし続けることを意識して練習に取り組んできました。結果は、68-0で勝利となりました。
試合は開始早々、敵陣に攻め込むも、スクラムでのターンオーバーやハンドリングエラー、タックルミスなどでチャンスを逸し、自陣で戦う時間が続きました。その後、ゴール前に侵入されましたが、ラックでのターンオーバーや相手のエラーでピンチを脱しました。前半13分に漸く、ラインアウトモールから筑波が先制点をあげ、その後も点数を重ね、28-0で前半を折り返しました。
後半はキックオフレーシーブのミスから相手に攻め込まれるシーンもありましたが、筑波が得点を重ね68-0で試合終了となりました。
試合を終えて、ATでは、速いテンポでスペースにボールを運べたこと、精度の高いキックでトライの演出やエリアの獲得ができていたことが良かったと思います。リロードも前回の成蹊大学戦よりも良い数値を記録しました。
DFでは、カウンターラックなどのターンオーバーで、失点を0に抑えたことは良かったと思います。しかし、BKのハンドリングエラーやタックルミス、セービングミスなどでビッグゲインやラインブレイクされたことは今後の課題となりました。BKは個人・全体ともにプレーの精度を高め、次の立教大学戦、その後の大学選手権に向けて良い準備をしていきたいと思います。
〈印象に残ったプレー〉
後半24分のカウンターラックです。
自陣22mライン付近のラックから楢本(体育2年・東福岡)がオープンサイドへロングキックを蹴り、ボールを拾った相手のカウンターに対して、濱島海(体育4年・福岡)のタックルから白丸(体育1年・長崎北陽台)と飯岡(体育1年・流経大柏)のカウンターラックでターンオーバーに成功しました。楢本のキックの判断も良かったですが、そのキックに対して懸命にスプリントしてチェイスし相手にキックを蹴らせなかったこと、タックルからカウンターラックという練習で取り組んできたことが一連のプレーで現れたシーンだったのでこのプレーを選出しました。
〈MOM〉
この試合のMOMには白栄拓也(体育4年・高鍋)を選出します。
速いテンポと的確な判断でATを牽引し、DFでも積極的に前に出て相手にプレッシャーを与え、チームの勝利に貢献してくれました。次の立教大学戦、その後の大学選手権に向けて、今後もプレーでチームを引っ張ってほしいと思います。
〈白栄拓也(体育4年・高鍋)のコメント〉
MOMに選出して頂き大変嬉しく思います。
今回の青山学院大学戦では、成蹊大学戦で出た反省を活かし、試合までの2週間をかけてアタック・ディフェンス共に準備しました。特に試合では、接点で優位に立てることが多く、準備してきたことが発揮出来ていたと思います。
良かったところもありますが、日本一を目指すチームとはしてはまだまだ足りていないところもあるので見つめ直していきたいと思います。
対抗戦残り一戦となりますが、選手権出場をかけて大事な試合となるので次の立教大学戦に向けて良い準備をしていきたいと思います。
今後も筑波大学ラグビー部の応援の程宜しくお願い致します。
また、関東協会が選出するこの試合のPOM(Player of the Match)に谷山隼大(体育4年・福岡)が選出されました。
〈谷山隼大(体育4年・福岡)のコメント〉
いつも筑波大学ラグビー部を応援してくださりありがとうございます。
POMを受賞することができ、光栄です。
80分間全員がハードワークを続け、相手を0点に抑えることができたことがすごく良かったと思います。対抗戦は残り1試合となりますが、勝利できるよう、筑波のグラウンドでもハードワークを続けていきたいと思います。
レビュー編集担当:西舞衣子