12月2日(土)に熊谷ラグビー場にて、関東大学対抗戦の最終戦となる立教大学戦が行われました。
レビュー担当:松宮龍太郎(FWコーチ)
〈試合総評〉
この試合は対抗戦最終戦であり、まだ選手権の出場権獲得が確定していない中でのゲームでした。
前半はFW、BKともにセットプレーの乱れやオフロードミスなどにより、敵陣には入ることができても、点数を取りきれないもどかしい時間が続きました。しかし、2本目のトライを皮切りにトライを量産し、最終スコアを68対10で勝利することができました。
この試合では、選手たちの「修正」が見られました。セットプレーに関しても、ハンドリングミスに関しても、試合の中でプレーを修正できたことは最終戦の大きな収穫であったと考えています。
これから始まる大学選手権は負けたら終わりです。プレッシャーのかかる試合になることは間違いありません。試合の中でのミスや下がった士気をどのように修正できるかが勝利の鍵になります。選手たちは必ずやってくれるので、大学選手権でも引き続き応援よろしくお願いします。
〈印象に残ったプレー〉
前半21分 自陣スクラムからのトライ
自陣深くでスクラムでプレッシャーを受けている中、自陣深い位置でのスクラムからトライを取り切り、「ゲームの流れを変えた」このプレーを選ばせていただきます。
FL茨木(体育2年・東福岡)の素晴らしいランから、バックスのライン攻撃でほぼ100mの距離をゲインし、トライを取り切りました。トライを取った時に誰も足が止まっておらず、全員が振り返しアタックの準備をしており、徹底的にやるという選手の意識が伝わってくるプレーでした。
〈MOM〉
MOMにはLO磯部俊太朗(体育1年・國學院久我山)を選出します。
コンタクトエリアで引かず、80分間走り続けた磯部。
サイズがあるにも関わらず勤勉にキックチェイスにも行く彼のプレーは大学選手権でも注目です。
〈磯部俊太朗(体育1年・國學院久我山)のコメント〉
この度は、MOMに選出していただきありがとうございます。
試合までの2週間、アタックではコンパクトに立ちオプションを使う、ディフェンスでは内壁を意識して準備してきました。
今回の立教大学戦では、ミスが続き自陣に押し込まれる時間もありましたが、我慢をして、その後得点を重ねることができました。
個人としてはバチバチ体を当てることができたと思います。ただ、ブイレイクダウンでの姿勢が高くなってしまったことが反省です。
2週間後には大学選手権が控え、負けられない戦いが始まります。ひとつひとつの練習を大切に準備していきます。
今後とも筑波大学ラグビー部の応援をよろしくお願いいたします。
また、関東協会が選出するPOM(Player of the Match)にHO平石颯(体育4年・桐蔭学園)が選出されました。
〈平石颯(体育4年・桐蔭学園)のコメント〉
POMに選出していただきありがとうございます。
対抗戦最終戦、勝利で終われたこと嬉しく思います。
準備してきたことがチームで出せた試合だったと思います。
個人としてはセットプレーを中心にまだまだ課題があるので選手権に向け改善していきたいと思います。まだまだ筑波のラグビーを体現するためにも一戦一戦勝ち進んでいきます。
引き続き応援お願いします。
この試合の結果を受けて、第60回全国大学ラグビーフットボール選手権大会に[対抗戦4位]での出場が決定しました。
12月17日(日)に秩父宮ラグビー場にて、流通経済大学との初戦を迎えます。
応援よろしくお願いいたします。
レビュー編集担当:西舞衣子