4/28(日)に日本大学稲城グラウンドにて、強化試合の日本大学B戦が行われました。
レビュー担当:前田結海(社国3年・西湘)
〈総評〉
今回の試合はB戦の初戦として行われた強化試合です。多くの課題を残しながらも、多くの選手が春に相応しいフレッシュで、挑戦的なプレーを繰り広げました。
結果は50-10となりました。
試合開始早々、相手のハイパントをうまく処理した井上達木(体育1年・佐賀工業)から大畑亮太(体育4年・東海大大阪仰星)へのパスがつながり、大畑の快速を活かした幸先の良いトライから試合が始まりました。その後も、ターンオーバーから井上が相手の意表を突いてトライ。そして、水澤雄太(体育2年・茗渓)から小池陽翔(体育3年・春日丘)へのパスでのトライで勢いづく展開かと思われましたが、取り切りでのミスが続き、相手モールからトライを許してしまいました。そこからは攻めては攻め込まれ、どちらも決め手に欠ける展開でしたが、黒澤俊太郎(社工2年・浦和)から松本剛大(体育4年・高鍋)にショートパスが繋がり、松本がステップワークと体の強さで悪い空気を変えトライをもぎとりました。
その流れに乗りたかった後半ですが、後半19分自陣スクラムでのペナルティからトライを許します。その流れを変えたのは廣瀬研太朗(体育2年・茗溪)の出血交代で入ったSH井上でした。テンポの早い球出しで、味方を走り込ませ、筑波の勢いを上げていきました。その後は勢いを落とすことなく、筑波が大事にしてきた、倒れずに探し繋ぐラグビーを続けることで、50-10で快勝することができました。
多くの選手がそれぞれ出場時間をもらい、課題を見つけることができた試合であったと思います。春季大会はまだ始まったばかり、今回B戦で出た選手が成長を続け、A戦の試合に良い流れを持ってこられるように準備を続けていきたいと思います。
〈印象に残ったプレー〉
後半23分の大下昇馬(体育2年・山口)のトライです。相手にトライを取られた直前のプレー、ラインアウトから今村颯汰(体育2年・福岡)の良いゲインから始まり、筑波が大事にしてきた簡単に倒れずに繋ぐ、ラックでの排除、そして早いテンポを上手く出していけたことで生まれたトライでした。
〈MOM〉
この試合のMOMはSH井上達木(体育1年・佐賀工業)を選出します。
SHとしてチームの良い流れに大きく貢献していました。素早い球出し、精度の高いキック、適切な判断、どこをとってもこれからの筑波に欠かせない存在になることは間違いありません。今後もルーキーである彼のプレーには目が離せません。
〈井上達木(体育1年・佐賀工業)のコメント〉
この度はMOMに選出していただきありがとうございます。
今回の日本大学戦は新チームの初戦、そして自分のデビュー戦だったので少し緊張しました 。A戦では後半の途中から出場しましたが、思うようなプレーが出来ませんでした。B戦では前半から出場し自分の強みを出すことができました。
アタック・ディフェンス共に課題が残る試合だったので、来週の立教大学戦に向けて修正して、さらにいいプレーができるように頑張りたいと思います。
今後とも応援よろしくお願いします。
レビュー編集担当:杉崎玖宇