University of Tsukuba Swim Team

【競泳】4年生の夏

テーマ:活動報告, 競泳, 競泳

こんにちは、競泳4年の梶田初帆です。

突然ですが、皆さんはこのブログ最初の競泳の記事はご存知ですか?当ブログは2019年夏ごろに開設され、それ以前のサイトは閉鎖され、今は見ることが出来ません。以前のサイトから新しいこのサイトに代わる時期に私が勝手にいくつかの記事を移し替えてきました。私が1年生(2018年)の時の尊敬している4年生が書かれたブログです。当時読んだときには分かった気になっていた4年生の気持ちが、今私が実際に4年になり、引退を間近に控えた今、本当の意味で理解できた気がしています。良ければそちらも読んでみてくださいね。

今回の記事は引退レースを6日後に控えたセンチメンタルな記事になっております。良ければ最後までお付き合いください。

 

さて、まずは2022年の夏に関してお知らせしたいと思います。

<8月>

8月7日~9日には秋田で行われた全国国公立大学選手権に参加しました。出場種目全種目優勝は果たせなかったものの、目標であった男女総合優勝を果たすことが出来ました。私達にとって大きな意味を持つこの試合では仲間の結果を喜んだり、一緒に悔しい思いをしたりとチームで戦うことのできた3日間でした。

 

13日~16日に開催され、男女共に1部優勝を目標としていた関東学生選手権は出場を全選手辞退いたしました。シード校ではない私達がインカレに参加するためには関カレに参加することが必須でしたが特例としてインカレへの参加を認めていただけました。しかし、本年度もランキングで足切りの行われるインカレに向けて自分のエントリータイムを上げる最後の機会であったので思いをやりきれない選手も多かったかと思います。

 

29日に開催予定であり、インカレに出場しない選手がピーキングレースと位置付けていた茨城県スプリント選手権は中止となりました。2年生の中には2年連続ピーキングレースを試合ですることができなくなり、悔しい選手が多かったと思います。

 

<9月>

25日に筑波大学プールでインカレに出場しない選手がタイムトライアルを行います。茨城県スプリント選手権がなくなり、どう頑張っていいのかわからなくなってしまった選手もいたかとは思いますが、各々が今できることを精一杯本当に頑張ってくれていると思います。私自身もこのタイムトライアルに参加し、引退レースとしています。ここまで多くの障害がありましたが、インカレに出場するメンバーの背中を押してあげられるようなタイムトライアルにしていきたいと思います。

 

<10月>

タイムトライアル翌週の2日にインカレのランキングでの足切りにもれてしまった選手を対象にしたタイムトライアルを筑波大学プールにて行います。全員がインカレに行ってほしいというのが勿論本音ではありますが、これからも競技を続ける3年生以下にはピーキングレースの経験は今後も大きな糧になると思います。部内でのタイムトライアルにはなりますが、応援宜しくお願い致します。

 

そして、10月7日~10日に辰巳にて第97回日本学生選手権、インカレが行われます。

昨年度の結果は男子11位<85点> 女子10位<177.5点>でした。男女共にシード校となることが出来ず、悔しい思いをしました。その思いを胸にに最上級生となった私達は男女共に200点シード権獲得を目標に設定しました。必ず達成できると思っています。4日間「勇進」のスローガンのもと戦い抜きたいと思います。

以上が今シーズンの夏になります。色々な困難がありましたが、何とか全員でここまで来ることが出来ました。最後まで駆け抜けたいと思っておりますので、応援の程宜しくお願い致します!

 

話は変わりますが、先週の健斗が4年生の恥ずかしいプリクラを載せていたので私も懐かしい写真を一つ。

↓1年生の時(2018年)のインカレ5日前の写真です。何となく若い気がします。

これは私の個人的な意見ですが…私達の代は特別大きなミスもせず(何度も怒られましたが)、言われたことはきちんと守る比較的真面目で、派手でない学年だと思います。下級生まではそれで良かったのですが、最上級生になりこれまでの先輩方を思い浮かべて自分たちには何かが足りないとみんな感じていたと思います。それが何かを探し続けて、チームの為に何が出来るのか、最上級生としてどんな行動をとるべきなのか考え続けて私たちは4年生の形を保っています。1年間「チームの為に」を最優先に考え続けてきた同期にはもう十分そのマインドは染みついていると思います。最後のインカレではチームの為は勿論のこと、これまで20年近く頑張り続けてきた皆に自分の為にもレースを楽しんできて欲しいなと願っています。

 

 

最後に沢山の人に感謝を伝える場所を少し設けさせてください。

高校3年生時、2017年インカレの女子50m自由形の筑波大学は優勝岡野佳穂さん、2位平山友貴奈さん、4位住岡叶夢さんでした。その姿を見て強烈に憧れた事を今でも思えています。自分がインカレ表彰台レベルにならないとインカレには出れない事も分かっていながらこの大学で泳ぎたいと思いました。

しかし、入試も終わり筑波大学に滑り込み、いざ水泳部に入部する資格を得た瞬間に「ここは自分が泳いで良い場所ではない」と思ってしまいました。練習についていけない事も、4年生まで必死で泳いでもインカレには届かないかもしれない事も全部が怖くて水泳部には入りませんでした。そこから色々とあり、マネージャーとして入部させていただき、新シーズンからは選手にさせていただきました。沢山の方に迷惑をかけ、選手復帰することが出来ました。

今現在、4年生になり、引退を間近に控える身になりました。                                 結果としては、何一つ成し遂げられませんでした。毎シーズン、毎ピーキングレースでたてた目標も、憧れていたsprinterの先輩のようになることも、ずっとお世話になっているスタッフの甫本さんと約束した25秒を出すことも、憧れのインカレの舞台に立つことも本当になんっっっにもできませんでした。できたことと言えばベンチプレスで60キロ挙げられたこと位です。練習では自分は邪魔ではないか、やる気ないと思われていないか怖くて仕方なかったです。レースではよく楽しめ、と言われますが、毎回タイムに期待して、それでも望んだタイムが出たことはなく、楽しいと思ったことなんて1度も無かったです。自分のタイムを見るのが嫌で嫌で仕方なかったです。

根暗な競技生活を送っていそうですが笑、ただただ毎日練習に行くのが楽しかったんです。自分に期待してくれる先輩、ふざけたり、泳ぎの話をしてくれる後輩、周りと同じように指導してくださるスタッフさん、応援してくれてベストを出せば喜んでくれる同期がいることが嬉しくて毎日プールに行くことが出来ました。本当に色々な人に支えられてここまで来れました。そんな人達の期待に何一つ応えることが出来なった事は本当に申し訳ないと思っています。それでも自分の引退レースまで残り6日、きっとタイムを求め過ぎてしまう姿勢は変えられませんが、純粋に楽しんで何かを返せたらなと思っています。

 

長々と駄文を失礼しました。要はこのプールはとても素敵な場所ですよって事です!ここで泳げて、みんなと泳げて本当に良かった。

 

最後になりますが、一刻も早く声援と歓声に溢れる夏が戻ってくること、できれば今の現役生にそんな夏が来ることを心の底から祈っています。

インカレまで残り18日!走り抜いていきましょう!

読んでいただいてありがとうございました。それでは失礼します。

 

 

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