2018.11.25(Sun)
第38回つくばマラソン大会 救護活動に協力しました。
つくばマラソン大会は、筑波大学陸上競技場をスタート・ゴール地点として、つくば市西部地区を走るフルマラソンと、大学構内を一周する10kmマラソンの2種目が行われます。当日は最高気温15℃、平均気温9℃と比較的暖かく、風もあまりないマラソン日和でした。
1万8000人超のつくばマラソンランナーに楽しく安全に疾走してもらうため、総勢約165人の救護チームが医療本部・7つの救護所・待機レスキュー車・各コース上で活動しました。救護所には医師・看護師・消防士・市職員・トレーナー・タンカ隊が待機し、コース上を巡回しているモバイル隊(救命救急士)・サイクル隊・ドクターランナーからの傷病ランナー情報を医療本部と共有しながら、救護チームとして対応にあたりました。
TSAトレーナーチームからは、Tレベルの学生トレーナー3人、Sレベルの学生トレーナー14人、Aレベルの学生トレーナー2人、教職員3人が参加しました。
当日の現場での活動には、スタート地点での混雑による転倒者に備えた声掛け巡回や、ゴール前後に筋痙攣を起こした際の対応などがあります。今回も主に筋痙攣や擦過傷、脱水症のランナーへの対応が中心でした。
トレーナーは基本的には医師の指示のもとで活動しますが、普段関わっている学生スポーツの現場とは違うところもあり、一般の中高年ランナーが多く参加する市民マラソン大会での傷病傾向などは、Sレベルの学生トレーナーが事前にトレーナー勉強会を開催して望みました。
また救護チームが迅速かつ適切に傷病ランナーに対応するためには、情報の共有が課題となります。iPadなどの端末を活用した傷病ランナー情報のリアルタイム入力システムや救護されたランナーについてのカルテ入力システムなど、年々改善されていく救護体制の開発や運用にもTSAトレーナーが関わり、救護チームとしての活動を支える貴重な経験をすることができました。
TSAトレーナーチームにとって、多様な医療スタッフと連携する活動はとても貴重な経験であり、その中でトレーナーとしての役割を学びとる感性を持った人材が育つよう、今後も様々なサポート活動に協力していきたいと思います。
筑波大学スポーツアソシエーション(TSA)