去る1月27日(月)にTSAトレーナーセミナーを開催しました。
TSAトレーナーのスキルアップをサポートするためのセミナーとして17回目の開催となりました。
今回の講師である藁科侑希先生は、筑波大学特任助教としてTSAトレーナーの育成などに関わる傍ら、日本障がい者バドミントン連盟のスタッフとしてパラバドミントン選手のサポートを精力的に行っており、その活動を中心に講演してくださいました。
演題は『パラバドミントン競技現場での包括的サポート活動について』で、専門領域として捉えがちなトレーナー活動も、特に障がい者スポーツにおいては強化・育成・運営など多方面での関わり合いが重要であり、包括的なサポート活動を行える能力が必要である、という話題から展開されました。
競技会運営の経験についてのお話の中では、大会期間中の代表チームや選手の総合的サポート役として”セクレタリー”というスタッフを配置した事や、そのスタッフからご自身も多くの学びがあった事、実際のスタッフからの経験談などが紹介され、一層トレーナーの活躍場面の幅広さを認識させられました。
ご友人からの「わらちゃんってゲートキーパーだよね!」というご自身への評価を例に挙げていましたが、まさにその通りだと感じた講演内容でした。
講演後の質疑では、TSAトレーナーの学群生から「(藁科先生のように活躍するためには)どのようにして語学力を高めれば良いのか?」という質問があり、「キーワードを覚える。繰り返しチャレンジし続ける。必ず出来る。」といった内容のアドバイスを頂きました。
藁科先生は、来年度からは他大学へ移られることから、セミナー講演のお礼とこれまでの感謝の気持ちを込めて、TSAトレーナーからお花を贈呈し、記念撮影も行いました。