「現場から伝えたいこと~ラグビーでのアスレティックトレーナー活動を通して~」
今年度初回のTSAトレーナーセミナーを7/6(木)に開催しました。
90分の講義はOBならではの少しの笑いも交えつつ、具体的な事例と実技指導があり、学生33名が熱い視線で参加しました。
パート1:もうすぐ20年、ラグビーでのAT活動を振り返る
<現場でのリハビリ実技紹介>
パート2:ラグビー日本代表での活動を通して(2015・2019W杯日本代表サポートから)
<監督の、怪我やコンディショニングに対する方針の違い、それぞれへの対応など>
パート3:学生の皆さんに伝えたいこと
<現場で感じたコミュニケーションのポイント>
<現場が求めている学生トレーナー像>
講師青野淳之介氏の経歴の特徴として、学生時代に取り組んでいた競技(硬式野球)、大学院時代にトレーナーを学んだ競技(アメリカンフットボール)、プロとして携わっている競技(ラグビー)が全て異なっており、この事はアスレティックトレーナーを目指している学生にとって大変興味深く感じられたのではないかと思います。
『これまで活動を継続できている要因として、自分の強みと弱みをしっかり評価しチームや選手との信頼関係を大切にし続けることにある』という言葉には、プロフェッショナルの心得を感じました。
またご自身の苦い経験も踏まえた『トレーナーが経験を積むことは選手の犠牲の上に成り立つ』というメッセージは、挑戦しなければ何事も成しえないという積極的な意味と共に、選手の変化に鈍感ではいけない、という心構えを教示してくださったと思います。
講義後の質疑応答では学生からの質問も多く、閉会後もしばらく延長戦が続き、とても刺激のあるセミナーとなりました。
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