2024.11.24(Sun)
第44回つくばマラソン大会 救護活動に協力しました。
快晴の空の下、紅葉色づく筑波大学ループの並木道をスタートゴールに、フルマラソンと10㎞ラン合わせて1万2千人超のランナーを支える活動となりました。目標『命を失わない安全なスポーツイベントを支える』を達成すべく、1か月以上前から様々な準備を進め取り組みました。
トレーナーは基本的には医師の指示のもとで活動しますが、救護所外の巡回活動中は即座に判断して体調不良ランナーに対応しなければならない場面も多々あります。特にメイン会場となっている筑波大学陸上競技場周辺では、ゴール→更衣室→バス出発口へ、その移動中に転倒や筋ケイレンなどを発症するランナーもいます。TSAトレーナーが普段関わっている学生スポーツの現場とは違い、一般の中高年ランナーが多く参加する市民マラソン大会での傷病傾向として競技をリタイヤしたランナーや競技後のランナーへの対応があり、救護はどのように関わるべきなのかを常に考えながらの行動となります。事前に勉強会も実施し過去大会の症例も理解しているとは言え、実際には個々の状況によって判断する難しさがありました。
TSAトレーナーは、10か所以上の拠点に分かれて活動する救護チームを繋ぐハブとしての役割も求められています。
今回の救護チームは総勢228名。TSAトレーナーチームは26名(Eレベルの学生トレーナー3名、Sレベルの学生トレーナー22名、教職員スタッフ1名)と昨年よりも少なく、医師・看護師・消防士・トレーナー・タンカ隊・モバイルAED隊・ランナードクター・受付係・記録員で構成される救護チーム全体が、スムーズに活動できるように縁の下の力持ちの役割に努めました。
スタッフに対して実施した振り返りアンケートで、「TSAトレーナーのサポートのお陰で、不安なく活動する事が出来ました。」というコメントを学外から参加したメンバーからいただけた事は、救護の目標が44回連続で達成された事と同じくらい嬉しく、このつくばマラソンでの経験を誇りに今後も様々な取り組みを続けていけたらと思います。
【当日の様子】