こんにちは。競泳4年の久下悠世です。
今回は前回に引き続き「後編」ということで、残りの同期5人のメッセージを紹介させていただきます。
それでは早速いきましょう。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
平林 優花
私の水泳人生集大成となるインカレまで残りわずかとなりました。インカレが近づいていくにつれて、つくばのプールで泳ぐことや仲間と共に練習する回数が減ってきていることを寂しく感じています。私のこれまでの水泳人生を振り返ってみると、楽しいことよりも辛いことの方が多かった19年間でした。心躍らせ筑波大学水泳部に入学したもののコロナの影響により、入学式もなく、活動も制限される中で心細い日々を毎日過ごしていました。
大学2年目では、制限されながらも活動はできていましたが、中々思うように結果を出したり、水泳を楽しむことができず辛い思いをたくさん経験しました。大学3年目では、学年が上がるにつれて結果が少しずつ伸びてきているのを実感し、初めて得点を取ってやっとチームに貢献することができました。インカレでチームに貢献したい、先輩方の気持ちをつなげたいという強い思いがやっと結果につながったと思っています。また、この経験は大学に入学してから初めて自信になったのを今でも覚えています。そして4年目。あっという間に最高学年になりました。今年からコロナが終息してこれまで制限されていた声出しや有観客での試合を経験することができて、これまでコロナ禍でできなかった期間によって忘れていた泳ぐこと以外の水泳の楽しさを久しぶりに味わうことができて、すごく胸が熱くなりました。試合開始前のエールや予選や決勝の舞台でのチームメイトの応援やハイタッチはとても心強くチームが一つになったのをとても感じる瞬間でした。全国公では、同期である智弥と新のラストレースで、最後まで粘り強くゴールタッチまで全力で泳ぐ姿を見て、感動と刺激をもらい、ラストのインカレでは「自分もやってやるぞ」という気持ちがより強くなりました。4年生になって、こんなにもたくさんの経験や思いをすると思っていなかったのでこれまでの思いを無駄にしないようにラストとなるインカレでは、最後まで粘り強く、強みを生かした泳ぎをして私らしく笑顔で水泳人生を締めくくることができるように全力で泳ぎ切りたいと思います。
ここまで大学水泳を続けてきて辛いことの方が多かったと言いましたが、辛いことがあった中でも今こうして水泳を続けられることができているのはいつも応援してくれる、支えてくれる家族やチームの仲間、先生やスタッフさんがいたからこそだと思っています。感謝の気持ちを、これまでの思いの全てを発揮させていただきます!!!!
三浦 理音(主務)
ラストインカレを前にして、私の今の想い、そしてこれまでの水泳人生を振り返るきっかけをいただいたので、この貴重な機会を感謝の気持ちを込めながら綴りたいと思います。
ラストレースが目前に迫っていますが、意外と緊張せずに落ち着いています。このような心理的状況で過ごせているのは、「なんとかなる、やるしかない」と覚悟を決めることができたからだと思います。
きっかけは、全国公での新くんと智弥くんのレースでした。必ずベストを出すと自らにプレッシャーをかけ、それに打ち勝ってきた2人は本当に凄かったし、涙が出るほど感動しました。
インカレのトップバッターとして2人が作ってくれた流れを絶対に引き継ぎたいと思えました。最高のレースを魅せてくれてありがとう。
ここからは、筑波大学に入学してからのことを少し振り返りたいと思いますが、
一言で大学水泳を表すとするならば、
「泳ぐことが好き。」
この言葉が真っ先に出るほど、大学水泳は楽しいと思える時間でした。
結果が良かった時は、ハイタッチして一緒に喜び、悪かった時は、笑ってまた次頑張ろうと励ましてくれる仲間や常に前向きなアドバイスをしてくださる先生やスタッフさんなど
筑波の水泳部には、どんな時も寄り添ってくれる温かいチームメイトがいたからこそ苦しい時も乗り越えて頑張ることができました。
大学水泳を通して、水泳と深く向き合い、水泳本来の楽しさというものを実感できました。筑波大学で水泳できて本当に良かったです。
筑波に対しての感謝の気持ちは、選手としてこれまでのインカレの分も含めて結果で示したいと思います。
ラストインカレは、こだわり続けてきた自分の専門種目である400m個人メドレーから始まります。これまでお世話になった方々に、また後輩のみんなに自分のレースで何かプラスの影響を与えられるような、そんな集大成にふさわしいレースをしたいと思います。
チーム徳淵全員で記録と記憶に残る熱い4日間を駆け抜けましょう。GO TSUKUBA!!
徳淵 凜(主将)
長文になってしまいます。すみません。
まず、日頃より筑波大学体育会水泳部競泳へのご支援、ご声援のほどありがとうございます。
この1年間、主将を務めさせていただきました、徳淵凜です。
1年を振り返ってみると、苦しかった。とにかく苦しかった。この一言に尽きます。
主将として在るべき姿と自分の本音とのギャップ、人間関係が良くない方向へと行ってしまったこと、チームとしてなかなか思うような結果が出なかったこと、自分自身が結果でみんなを引っ張れていないことなど、多くの要因がありました。
その結果、部活の時間がすごくストレスに感じてしまい、本当に部活に行きたくないと思ってしまった時期もありました。にも関わらず、みんなの前ではチームの為に頑張ろうと常に言ってきました。チームのみんな、自分が一番ダメな奴なのに偉そうなことばかり言ってごめん。
しかし、全国公の新と智弥の引退レースをチームみんなで応援してる姿や、2人のレース後に多くのメンバーが涙を流しているのを見たときに、このチームの一員であることをすごく幸せに感じました。この1年間で自分自身が成長できたかは分からないけど、チームとしてはすごく成長できていることを実感したからです。
だから今はこのチーム全員で活動できていることが幸せだし、あと1週間でこのチームが終わってしまうと思うと寂しさも感じます。
ただ、嫌でも終わりはきます。
ならせめて最後くらい全員で笑って終わりたい。男子シード権、女子総合6位獲ってチームみんなで笑って終わりたい。そのためならなんだってします。
インカレ期間、うまくいかないこともあると思います。
でも大丈夫。僕がいい流れ作ります。
これまでみんなに迷惑かけてきた分、最後くらいは一番先頭に立ってチームを引っ張ります。
だからみんな、最後までついてきてください。全員で最後まで戦おう。
そして絶対目標達成して笑顔で終わろう。
このチームならできる。
みんな、信じてます。
三浦 玲央
あと数日で大学水泳の集大成であるインカレが始まります。インカレでは筑波大学で積み重ねてきた全てを発揮して、関わってくれた全ての人に強い筑波を見せられるように全力で泳ぎたいと思います。最後なのは4年生だけ。後輩たちは気負わず、楽しく、笑って終われるように頑張ってください。苦しいことは全部引き受けます。
「笑って“大丈夫”と言えるだけの強さ」を胸に、4日間チーム全員で戦い抜きます。
絶対「頂天」とるぞ!GO TSUKUBA!!
それでは最後になりますが、僭越ながら僕の大学水泳も振り返ろうと思います。
僕は大学水泳で大きな挫折を二回経験しました。それは以下の二つです。
①ジャパンオープン突破を狙った試合の二日前に骨折。
②4年生でのインカレ最終選考となる試合の直前で高熱。
これはいわゆるスランプのような挫折ではなく、水泳以外の要因によって阻まれ、そもそも大会に出場することが叶わなかった事例です。後からだから言えることかもしれないですが、二つとも共通してその大会に向けかなり仕上がっている状態でした。
僕はそこで、スランプではなく、泳げないことによる絶望を感じ、打ちひしがれました。
「あんなに準備してきたのに」、「これじゃあ今まで一体何のために」
自分のせいではありますが、調子の良し悪し以前にそもそも試合に出られないということが悔やんでも悔やみきれず、練習を再開してからも常に頭の片隅にはそれらの試合に対する想いが残っていました。
「また仕上げても直前になってやらかすのではないか」
ピーキングをしている今でもそんな恐怖が少なからずあります。今回、同期の世那が直前で怪我をしてしまい、本人は非常に苦しく、やるせない想いに駆られていると思います。その気持ちは痛いほどわかります。
ですが、そんな一人では乗り越えられないような壁の時こそ仲間の存在は大きいと思います。
どんな絶望の中でも励ましてくれる仲間。
なんとか面白くネタにして昇華しようとしてくれる仲間。
そんなまた頑張ろうと思えるように奮い立たせてくれる仲間がいたからこそ「もう一度」、「次こそは」と何とか力を振り絞ってここまでこれたのだと思います。
水泳は個人戦、だけど気持ちはいつだって団体戦。
チームでやる水泳を大いに実感できた4年間でした。そんな絶望からも這い上がり、今度はチームを盛り上げる存在に返り咲くことの誓いを胸にインカレでは戦いたいと思います。
以上が4年生同期計10人のメッセージとなります。
人間「最後」とか「ラスト」とかそういう締めくくりに弱いもので色々と思うことが溢れてくるものですね、、、。すっかり長くなってしまいました。
それでもこのような振り返りができる機会を設けられたことに感謝したいと思います。
これで僕が書くブログは終わりになりますが、水泳部競泳の魅力を感じ取ってくれた方が少しでもいたのならこの活動を今日まで続けてきた意味はあったのかなと思います。
さて、本番はここからなので、目標に向かって気持ちを「一」つに「昇」り詰めていきましょう!!
それでは失礼します。